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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16 |
開講科目名 /Course |
日韓比較文化論/COMPARATIVE CULTURES: JAPAN AND KOREA |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月5/Mon 5 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
青木 義幸 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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青木 義幸 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
多様なメディアを通じて韓国社会に関する情報に触れる機会が多くなっている。しかし、表層的な情報では「なぜ韓国の人々はこのように考えるのか/行動するのか?」という人々の考えの枠組みを内側から理解することは難しい。その一つの要因は、日本と韓国の文化には表層的に似ているものがあるため、自分たちが無意識のうちに内面化しているものの見方を韓国に当てはめてしまうためである。この他者を自分の枠組みでのみ理解するというアプローチの問題点は、他者の行為を自らが内面化している善し悪しの基準(規範)で評価してしまうということにある。本講義は、自分たちの常識や文化を相対的に認識するとともに、韓国社会や文化を理解する方法として、「他者の合理性」とよばれる内在的な論理を読み取る手法を用いるアプローチを学んでいく。 また、ある地域の文化は、国家制度、地域の歴史性、その時々の感情などが相俟って構築されているため、それぞれの制度的?歴史的文脈の中で理解する必要がある。よって、この授業では、現代韓国の文化(食文化?デジタル文化?政治文化)の表層的な違いや特徴を見るのではなく、その文化が現在の形になったプロセスを理解することを通じて、韓国に生きる人々の考えや行動を制約する「文化」を国家の制度や歴史が作り上げてきたものとして理解していく。 授業の後半では、現代韓国のジェンダー文化(規範)について学んでいく。ジェンダーとは性差に基づいた集団間の関係性を指す一方で、ある社会に存在しているジェンダー観はある集団(例えば女性や男性)がどのように行動すべきという規範を強要するものでもある。韓国社会において女性がどのようなジェンダー文化の中で生きてきたのか、なぜジェンダーの問題が解決されずに残っているのか、現代韓国社会のジェンダー問題について、文学作品(『82年生まれ キム?ジヨン』)を通じて考えていく。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
【講義の進め方】 大学の基本方針に則り、初回を除き、全ての授業を対面授業を行います。授業では、購読テキスト、もしくは課題について、毎回学生に自分の考えや考察に関する発表を行ってもらい、不思議だと思ったことや疑問点を論じてもらいます。これらの発表に加え、授業中に課題テキストに関連する発言を求めますが、それらの発言も評価対象とします。最終評価は、これに加え、自分たちの解釈?理解?考えを論じた小レポート(2本)及び、一つのテーマを選択して作成する最終レポートによって評価します。 【初回授業について】 PortaⅡにアップロードされる、「授業ガイダンス資料」及び「授業で用いるテキスト詳細」を確認し、受講するかどうかを決定して下さい。内容について質問等がある場合には、メールで連絡をして下さい。 【注意1】 本講義は、学生が自主的に配布テキストや課題をきちんと読み込み、自ら考え、疑問を持つことが前提となります。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
毎回配布する課題テキストを読了するとともに、講義中の質問及びリアクションペーパー作成の準備してくること。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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